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ミルク 

「思ったのだけど。アル」
ずずーっとミルクたっぷりのあったかいカフェオレをすすりながら。私は疑問を口にした。
「エドはどうして牛乳が嫌いなの?」
アルは硬直した。明らかに硬直したのがわかる。この子は本当に感情豊かで、まさかその鎧だけの存在であるということが信じられないほどに。
「あんなに、嫌いなんて。尋常じゃあないよ?」
ねー、ねー、ねー。
そう言って未だに固まっているアルの腕にしがみついて揺さぶりをかける。
「そうそう!この前ね、私猫を拾ったの。かわいい子でね。飼うことに決めたの。」
そう、言ってからわざと口に人差し指を口元にやって思案顔。
「教えてくれたら、今度の滞在のとき、私の家に上がりこんでそのかわいいにゃんこと二人っきりにしてあげるわ」
そう言ったら鎧が小刻みに震えたのを感じた。
「ほら、エドがここにいる間ってアルはかなり、本当に暇でしょ?」
ここにエドがやってくる理由はただ一つ。そしてこの町の図書館はすべて読み終わってしまっているであろうアル。
「そうしたら、あの美人でかーわいいにゃんこ」
「話すよ」




それは本当に小さなころのこと。
母さんが具合が悪く、なったんだ。
でも、それはまだ父さんのいた頃で。実は僕は知らないんだ。
でも、母さんがこっそり教えてくれたんだ。だから知ってるんだよ?
母さんが具合が悪くなって。父さんが兄さんの面倒を見ていたんだ。
兄さんは嘘だ!っていうけど。
でね、父さんは料理があまり上手な人ではなくて。
でもこれだけは作ることができたんだ。
ミルクリゾット。
それもね、栄養価が高いものを!ということでそのまま原液で作ったらしいんだ。ほら、本当はあれって絞りたてっていっても水とかで薄めて飲むでしょ?それをしないでリゾットに仕立て上げたんだ。
え?焦げる?ううん、父さんは僕たちの父さんだよ?錬金術を使ったみたいで、、、。
母さんは、どうもかなり弱っていたみたいで。そんなに量を食べず。しかも途中からピナコばっちゃんのところにお世話になっていたんだ。
残された父さんは、兄さんに食べ物を食べさせなければということは思いついたみたいなんだけど。
うん、離乳食っていうのは本当にわからなかったみたいで。
結局唯一作れるそのミルクリゾットを作って兄さんに食べさせてたみたいなんだ、、、。
最初のうちはとても喜んで食べてたみたいだけど、さすがに一週間同じ、しかも濃いものを食べさせられるとね、、、。
母さんが回復して家に戻ってきた時には兄さん、もう牛乳を見るだけでも青くなって首を振って嫌がるようになってたんだって、、、。








それを聞いて私は思った。
しょうがないね。もうエドに無理に牛乳を飲ませないようにするよ、、、
冷めた、カフェオレは豆の香りと共にかすかにミルクの香りがした。

Hパパンの実録(爆)

Hパパンは道産子なんだけどさ。そして農家の長男だったのですが。
その父親、私の祖父は子どものためにということで牛を一頭だけ飼っていたらしい。
子どもには牛乳を!という考えがあったらしく。
Hパパンはとっても新鮮な牛乳を毎日食べさせられたそうです。
そう、ご飯にぶっかけて。
毎日、朝はそれだったらしい。
爺さまにしてみればそれはかなり豪華というか、贅沢!と思っていたみたいなんだけど。
えぇ、現在Hパパン。
牛乳はあまり好きでは、、、というか嫌い?っぽいです。
時々、牧場とかに行って懐かしさのあまり絞りたての牛乳を頂くのですが一口で家族に押し付けます。
だからと言って、現在売られているような薄い牛乳は牛乳とはあまり思っていないようです、、、。
ちなみに私、それでHパパンをからかおうとしたことがあったのですがRママンにきつく、きつく、きつく止められました。
・・・Rママン、一体何があったのさ?

そこらへんのところから発想。
うーん、生産者のところに生まれると生産しているものがとっても大好き!か、とっても大嫌いのどちらかになるのですかねぇ、、、。
ちなみにHパパンは米よりはパンが好きです。理由は実家が米を生産していたからだと考えられます、、、。

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