スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

歴史を刻んだ者と歴史を記録する者。 

「もうすぐ、来ますね。どうします?やっぱり僕はお暇しますか?」



エルリック教授。



この人は、今年で100歳になられるそうだ。
信じられないが。
僕は正直、信じちゃいない。この人はきっと宇宙人だ。
そう信じている。


「いや、いてくれ。オレも爺だからな、子どもの相手はくたびれるんだ」
椅子にもたれながら窓を見やる。あなたの空は青いですか?
「ふふふ、確かに。ってそれはもしかしてあの子たちの相手、僕がするんですか?」
僕は少しだけげんなり。
いや、あの子達はかわいいよ。さすが、ガイジン!我らモンゴロイドにはない顔立ち。
僕は大好きです。
「でも、教授。彼らはあなたに会いにくるんですよ?少しぐらいがんばってあげてください」
僕はそういうと、彼の飲んでいたカップを下げた。
「・・・少しは年上を労われよ。」
そういうとエルリック教授は生身の手を額にのせ、天を仰ぐしぐさをする。
「確かにすぅっごく年上ですけどね。」
じゃー。
僕は水道の蛇口を回した。勢いよく水は流れ出し、カップに少しだけ残っていたコーヒーを押し流していく。
「つうか、爺さんですもんねぇ」
きゅっ!と蛇口を締めると途端に水は止まる。
「なにおう!オレはまだまだ現役だ!」
僕が年寄り扱いすると途端にこれです。
「・・・あなたは年寄り扱いされたいのですか?それともその現役扱いをして欲しいんですか?それなら僕は今日はこれにてお暇します。」
洗ったコップに新たなコーヒーを入れて、僕は教授が座っている椅子と対になっているテーブルに置いた。
「待った、待った!まだ、今日の分の例の話をしていない!!!」
教授は僕が帰り支度をするふりをしたらちょっと慌てたみたいだ。
僕は、さすがに100歳のご老人をあのちびっこ怪獣たちの生贄として一人ここに置いていくなんて無体なことはできませんが。
「はいはい、でもいいんですか?せっかくの家族水入らずなのに。」
「いいや、同じ話をするなら一緒に聞いてもらった方が一石二鳥ってもんだろ?」
彼はそういうと、とても茶目っ気いっぱいにウィンクした。
「えぇ、そうかもしれませんが・・・。なんだか悪い気がして。」
僕はそう言うと、それでも自分のかばんからノートと筆記用具を取り出す。
「なにが?」
教授は、たまに。本当にたまにですがこんな顔をします。
何もわからないという顔。無邪気そのものの顔。学者として尊敬してしまう顔。
「あの子達の大好きなお爺さんを独り占めにしていっぱいお話を聞かせてもらっているということに。」
僕はノートを教授のコーヒーを乗せたテーブルの上に広げた。
エルリック教授はその言葉と僕の行動とを見て、可笑しそうな顔をした。
えぇ、自分でもわかってますよ。この矛盾に。
「まぁ、でもこれはオレにとっても利益になることだからな。」
「僕にとっては利益どころの話ではありませんがね。いくらお金を積んでも積みきれない。」
「まぁ、そこのところでオレたちの利害は一致しているってわけだ」
エルリック教授はあごひげを撫ぜつつ言った。
このしぐさが示すものはただ一つ。
「等価交換ですもんね」




歴史を刻んだ者と歴史を記録する者。








なーんて3分ぽっちの映像にここまで妄想を広げました。
題名は最後のやつです。
これも書きたいなぁ。しかし需要がなさそうだがね!
でも私は読みたい。よし、需要と供給は自分で一人二役だ!
と言うわけでこれからちょこちょこ書いてくよ。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://yumemidoh.blog64.fc2.com/tb.php/38-0d7d5282

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。